アジア古来の哲学と自然と芸術

彩流華 華林苑

Sairyuka art and old Asian philosophy rooted in nature.

 

電子版 彩流華

 


 

彩流華 35号 (日本語版)
Sairyuka No.35(English)
彩流华 第35号 (中文簡体)

バックナンバー

連載「陰陽五行」講座 陰と陽

室町・同朋衆の源流

特集 さまざまな荘厳の形〜床飾りと生花の原点

特集 幕末の華道家・国学者 関本理恩の「銀閣寺・阿弥州の荘厳」研究

連載 「武家文化」の意味

 


 

著者・制作者紹介(華と絵・器などの作品、和歌、写真、文および編集)
華林(樹心院)= かりん(じゅしんいん)


一九五三年 石川県金沢市で、江戸時代なかば江戸でおこった花道古流三代家元関本理遊、四代関本理恩以来の多数の蒐集書類、伝書、伝承口伝を継承する家に生まれる。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、数年の会社勤めを経て金沢に戻り、文化美術の研究、出版活動などをおこなう。その後、アジアと日本の古来の伝統・哲学の研究とそこから発生する独自の生け花「彩流華」ならびに墨絵・書、花器の制作などをその活動の中心とする。

東京国際フォーラム、中村記念美術館旧館(金沢市)、金沢城公園五十間長屋などで「華林の芸術展」その他を開催。彩流華の教場は東京と金沢で開催。

《Artist information》Karin (Jushinin Karin)

conducts research and publishes works on old Asian traditions and philosophy, together with the production of unique ikebana “Sairyuka”, ink paintings, and calligraphy etc. He also produces art/culture literary works “Sairyuka” etc., and holds public lectures in Kanazawa and Tokyo periodically. He has inherited a large number of accumulated documents, written records and oral tradition from the old school of flower arrangement which originated in Edo (Tokyo) during the mid-Edo Period, from masters Riyu Sekimoto III and Rion Sekimoto IV onwards. In particular, Rion Sekimoto also worked as a Japanese literature scholar.

Born in Kanazawa, 1953. Graduated from Waseda University School with a degree in politics and economics from the School of Political Science. Worked as a company employee in Tokyo for a number of years before returning to Kanazawa to work in flower arrangement and conduct research and publishing activities across many fields, including fine arts and politics and society. He has provided flower arrangement instruction in Kanazawa and Tokyo consistently since his twenties. Currently resides in Kanazawa, Ishikawa.

《艺人简介》 华林(树心院 华林)

以研究亚洲、日本古典传统哲学作为创作插花、“彩流华”以及水墨书画等的理论基础。
并出版“艺之道,文化”的《彩流华》,并定期往返于金泽和东京之间开办讲座。
同时,还继承了江户时代中叶,江户地区的花道古流三代大师関本理遊 四代大师関本理恩以来的众多收集书类,传记,口述传记等。特别是作为当时具有声望很高的国学学者関本理恩的一些作品。
1953年生于金泽,毕业于早稻田大学政治经济学部政治学科。于东京工作数年后,回到金泽,从事于华道以及艺术文化,政治社会领域的研究以及出版活动。自20岁起,置身于华道事业。现住于金泽市

 

翻訳者紹介 - クリス ジェームソン


一九八三年シドニー生まれ。ビーガという田舎町で育ち、18歳から首都のキャンベラに居住。オーストラリア国立大学理学部物理学科卒業。同校大学院で、日本の政治学・歴史学・法学・社会学を履修。オーストラリア政府で公務員として務め、大臣や政府高官に提出する解析やレポートの作成を行った。国際会議や作業部会への参加経験豊か。平成26年来日。現在、翻訳者や英語講師などを務め、Top English Kanazawa 英会話教室を経営。多文化&多言語サポートを行う特定非営利活動法人YOU-Iの理事を務める。好きなこと: 自然、科学、料理。

彩流華への印象

物理学を学んだ経歴や、科学に関心がある事から、すぐに華林先生の活動に惹きつけられました。先生の講義によって、古代アジア哲学さらに、それと実世界との相関性について知識が深められ、好奇心を掻き立てられました。自然界と、それに影響を及ぼす無数の法則に対する先生の知識と探究心には、本当に感銘を受けました。この素晴らしい知識が、先生の絵、デザインや定期的な講義など、全ての活動に反映されています。

Translator Profile - Chris Jameson

Born in Sydney in 1983. Grew up in Bega, a small country town, then moved to Canberra at the age of 18 to begin tertiary education. Graduated from the Australian National University (ANU), with a major in science (physics). Also completed graduate studies in Japanese history, society and law at the same university. Worked for the Australian Government producing analysis and reporting for ministers and senior government leadership. Extensive experience in international conferences and working groups. Moved to Japan in 2014. Currently working as a translator and English instructor. Owner and manager of Top English Kanazawa. Board member of NPO YOU-I, a global non-profit organisation providing multilingual and multicultural support services. Enjoys nature, science and good food.

Chris’ thoughts on Sairyuka

Given my background in physics and interest in science, I was immediately drawn to the work of Karin-sensei. Attending his lectures has deepened my knowledge and curiosity regarding ancient asian philosophy and its interconnectedness with the physical world. His appreciation and knowledge of the natural world and the countless rules that govern it are truly inspiring. This knowledge is reflected in all aspects of his work, from his paintings and design consideration, to his regular lectures on the subject.

 

翻訳者紹介 - 姚思聡


中国遼寧省出身。2年間中国の大連外国語大学で日本語(高級翻訳)を学ぶ。その後2年間、日本・金沢の北陸大学で学ぶ。専攻は金融・会計。2018年3月卒業。現在は一橋大学の国際公共政策大学院で公共経済プログラムに入り、金融政策を研究。

中国語訳にあたって

 今回翻訳することを通じ、花道のみならず、日本伝統文化の勉強する機会も提供してくれて、心から感謝しております。 
 華林先生は陰陽五行の哲学を基盤とした芸術と研究活動を長年に熱心していて、今回の公開講座の内容についてもこういう内容に深く関わっています。中国にも色々古来の伝統風俗はありますが、これらは何を基づいて生まれるのか以前は深く考えませんでした。例えば、奇偶数と陰陽数字の対応の関係は知っていますが、古代から定められた節句の期日にも関わりがあることは思いませんでした。また、実は日本のみならず、中国人にも数字の“2”に対して非常にこだわりがあります。これは簡単な偶数の原因だけではなくことは知っていますが(中国には良いことは重なると考えていますが、中国語で偶数の“4”の発音は“死ぬ”と同じ、偶数は必ずしも良い意味ではありません)、その理由について深く考えなかったのはもちろん、“2”の特別性は生け花芸術にも影響を与えることも意外です。実は勉強すれば勉強するほど、自分の学問の浅さに気づきました。

 さらに、時代の発展に伴い、今まで伝わる色々な先祖の考え方は科学的面で説明できます。アジア古来の一時的に迷信と誤解された陰陽五行の哲学は科学的な側面で証明できて、改めて昔の人たちの知恵に賛嘆します。

 特に印象が残るのはお月見と陰陽の哲学について、先生は“八月十五夜と九月十三夜”の話を紹介してくれました。先生と出会う前に、日本人の独特の陰暦九月十三日の月見の伝統について深く知らなく、講座の資料を読みながら、日本文化の面白さを感じる一方、伝統的な風俗習慣、日本歴史、宗教などの知識もだんだん興味を持つようになりました。

 今回の機会を通じて、大変勉強になりました。ただ植物でも、よく考えれば自分なりの品格を持っています。やせ地で生えるハンノキはパイオニアな性格を持っている一方で、空中の窒素から養分を取り出し、土地が肥沃になるに従い、他の植物に生きやすい環境を提供することは一種の奉仕の精神ではありませんか。もし普段の留学生活の中に些細なことに気づけば、色々歴史、宗教、文化について勉強となるところが見つかるかもしれません。今後、生け花について勉強しようと考えています。

翻译者介绍 - 姚思聪

来自中国辽宁省。大学期间于中国大连外国语大学以日本语高级翻译为专业学习两年之后,编入日本北陆大学学习金融・会计相关知识。2018年3月取得以上两个大学学位。现在就读于一桥大学国际公共政策大学院,专攻公共经济,研究金融政策相关课题。

通过这回华林老师交付给我的翻译工作,不仅仅限于花道,也给了我对于日本传统文化的了解机会,我在此非常感谢。
华林基于阴阳五行的哲学,并常年从事艺术研究的相关工作,这回的华林苑的公开演讲内容也在此方面有所涉及。中国古时也有很多民俗传统流传至今,但是以前我从未想过这些风俗由何演变而来。比如,奇偶数与阴阳数的对应关系我虽然了解,但从未想过这对古时传统节日的日期确定也有影响。此外,不仅仅是日本人,中国人也对“2”这个偶数有着很深的执念。虽说如此,我也仅仅限于知道这不单单是偶数的关系(中国习俗中有“好事成双”这一说,但是具体落实到发音上比如“4”和“死”同音,偶数也并不一定代表好的兆头),此外并不是十分了解。更别说这一“2”的特别性对插花艺术也有一定影响的说法了。实际上随着了解的逐渐深入,越发觉得自己学识浅薄。

并且,随着时代的发展很多从古至今流传下来的先祖的想法习惯都可以从科学方面得以解释。一时被认作封建迷信的古老东方的阴阳五行哲学现在也可以从科学的角度得以阐释,再次赞叹古时人们的无穷智慧。

特比让我印象深刻的是华林老师对于赏月和阴阳五行哲学方面,对于日本八月十五日和九月十三日赏月风俗的介绍。在此之前我并不太了解九月十三日赏月习俗的由来,在阅读相关演讲资料的同时一方面深深感受到日本文化的有趣,另一方面也对日本传统风俗习惯、历史以及宗教问题也逐渐产生兴趣。

通过这回机会,我受益颇深。就算是一株植物仔细思考也有自身独特的品格。在贫瘠土壤中生长的赤杨一方面具有先锋精神,另一方面从空气中汲取养分形成肥沃土壤给其他植物以更好的生存环境这难道不是一种奉献精神吗。如果在日常留学生活中能够更多注意一些细枝末节的小事,也许可以对日本历史、宗教、文化多一些了解。今后我也想更多了解插花艺术。

 


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