華林苑 花日記
2025年12月15日(月) 華林苑 花日記華林の芸術展2025「水の力、水の女神」 より -9
離れの土蔵にて 入野月華 彩流華 椿一色 ほか
土蔵の独特の空間に『くまのの山の神』『三本足のカラス』軸(華林)に生ける。
紀伊半島・熊野は水/陰の気の天祖、いざなみ命にゆかりの地。花器は舟形陶器、方円型花器、古い焼き締めの筒。
2025年12月07日(日) 華林苑 花日記
華林の芸術展2025「水の力、水の女神」 より -8
高森理世 生花 株分け(二つ寄せ) いぶき、スプレー菊 銅砂鉢、巻絹型塗花台
軸「牡丹図」 古い時代の軸
2025年12月07日(日) 華林苑 花日記
華林の芸術展2025「水の力、水の女神」 より -7
北山理光 生花 株分け(二つ寄せ) グラジオラス、アイリス 染付砂鉢、塗敷板
左の軸「花に愁いの相なく…」右の軸「宝塔の図」古流四代家元関本理恩筆
2025年12月07日(日) 華林苑 花日記
華林の芸術展2025「水の力、水の女神」 より -6
門島理紀 生花 「枝垂れ柳」 行李柳、百合 竹二重
左の軸「菩薩図」
2025年12月07日(日) 華林苑 花日記
華林の芸術展2025「水の力、水の女神」 より -5
森川理青 禮華 椿、寒桜、ブルーベリー(紅葉)、スナップ、ブルーファンタジー、カーネーション 燈篭型陶器
2025年12月07日(日) 華林苑 花日記
華林の芸術展2025「水の力、水の女神」 より -4
華林(廣岡理樹) 禮華 椿一色 三つ足陶器ほか
額「大蛙図」たまみつ画
2025年12月06日(土) 華林苑 花日記
華林の芸術展2025「水の力、水の女神」 より -3
干場成樹 直立型応用花 コニファーブルーヘブン、さつますぎ、けいとう、行李柳、たにわたり、寒桜、スプレー菊 ほか 高足陶器
軸「妙音弁才天」華林
2025年12月06日(土) 華林苑 花日記
縄文女神 華林 玄関にて
華林の芸術展2025「水の力、水の女神」 より -2
華林の墨絵「縄文女神」が玄関でお出迎え
縦1メートル越えの大きな作品
2025年12月02日(火) 華林苑 花日記
華林の芸術展2025「水の力、水の女神」 より -1
華林の芸術展2025/金沢市、華林苑 が終了しました。
順次、作品をご紹介します。
観音像とミロク面に
荒清照華 しだれ柳、アスナロほか なげ入れ調
観音信仰は古来の水の信仰の代表格のひとつ。ミロク=金神と同時に出現する観音はもっとも強い力ととらえられた。
ミロクは地から上り、天から降りる、宇宙の根源的な神。聖徳太子のまつりごとの中心はミロク神であったとも考えられる。
作品は華林苑伝来の観音像とミロク面(華林作)
土瓶は伝清水六兵衛。詳細不詳。
2025年11月12日(水) 華林苑 花日記
たにわたり をいける
以前にも生けたタニワタリをもう一度いけています。とても大きな葉のものが手に入ったので。
その表情は特異で魅力的です。3回前の項をご参照ください。
タニワタリ、菊、りんどう 磁器の花器に
華 華林
2025年10月13日(月) 華林苑 花日記
「妙音弁才天」図に 東京、日暮里での花展にて
華と絵 華林 華は彩流華、天女型…椿、陶舟花器 松…陶鶴首 黒塗水盤二個 スプレー菊、石
10月3日~6日 日暮里サニーホール 古流協会展にて
2025年09月18日(木) 華林苑 花日記
空遠く 響き渡せる 雷の 厳かに鳴る ときを告げつつ
( 未明の かみなり ) 華 林
--- そらとほく ひびきわたせる かみなりの おごそかになる ときをつげつつ
神鳴りの 陰陽と鳴りぬ 呼応して しばしは止まじ 美しきとき
2025年07月31日(木) 華林苑 花日記
なげ入れ調の自由花 タニワタリ
地球上で古くからあるシダ植物は神秘的な表情で魅力的です。水気の多い林床ではおどろくほど大きく育っています。ただ、切ると水が揚がらないものが多く、ふつうに切り花として飾る種類はごくかぎられています。
そんななかでタニワタリはよく生けられるものの一つです。まだオスとメスが分化する以前のシダ植物、だから花を咲かせません。胞子で繁殖します。そんな植物の長い歴史を感じさせるモノとして眺めてみてはいかがでしょうか。きっと違う貌がみえてくると思います。
最近は人気のクルクマと百合、小さなアガパンサスを添えています。クルクマの葉が長かったので、タニワタリを追い越して上にいます。
異常に暑い夏、せめてガラスの器で涼しさを。人類は、もっと本気で温暖化対策に取り組まなくてはいけないですよね、目先の損得を離れて、競争心よりも愛情をもって。日本から始められることって、そんな種類のことだと思いますが … 。
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自生するタニワタリ。最初の写真は1メートルを超すぐらいのかなり大きなタニワタリ。他の1点はもう少し小さいもの。それぞれ紀伊半島南部の熊野川河口付近と潮岬にて。
2025年06月19日(木) 華林苑 花日記
なげ入れ調の自由花 柊南天
ヒイラギナンテン(ホソバヒイラギナンテン)を信楽の器に。
近年のグラジオラスは大きなものが多いので、枝ものとのバランスよくやや短かくして生けています。ほかにケイトウ、ハラン。
2025年06月02日(月) 華林苑 花日記
後期展分---彩流華・土の華 「渦」の書に
ツバキとアスナロ、下に五色の花
華/東真華 書「渦」/東真華 器/意匠・華林、制作・前田弥富
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2025年06月02日(月) 華林苑 花日記
後期展分---はにわ・七鈴の王と金神/ミロク面 … 速報版・金沢市香林坊大和での花展
前回のつづきです。
「火」のイメージでヘリコニアを付け足しています。陰暦端午の節句を向かえた日に。
椿は若葉を中心に。
2025年05月28日(水) 華林苑 花日記
はにわ・七鈴の王と金神/ミロク面 … 速報版・金沢市香林坊大和での花展
アジアではミロク神=金神は天から降り、同時に地からも昇るという伝承がある。近年注目される前方後円墳のハニワは武家文化の原像といわれ、その王は鈴の音とともに言霊を発して祈る。そして金神とともにあらわれるのは「水の女神」。
絵のハニワは福島県いわき市の前方後円墳から出土した『天冠をつけた男子』をイメージ、同ハニワは冠に七つの鈴をつける。武人をはじめとした様々なハニワが取りまく。
「七」は当時から聖数だったのだろう。
華右/ 彩流華 剱(金)の華 椿一色 陶花器
華左/ 彩流華 巳型水の華 椿一色 陶花器
花両脇/ いぶき 鉄鋳物四管
絵/「はにわ・七鈴の王」 … 華 林(廣岡理樹)
右上/金神(ミロク)面‐陶器 / 華林 (〃)
左下/金神(ミロク)面‐青銅銀被 / 華林(〃)
… 上の陶面を3Dスキャン、やや拡大した鋳物(高岡銅器)
インスタレーション:鈴/北斗七星
木片/前方後円墳
制作/華林=廣岡理樹 制作参加/荒清照華、上出鏡華、田川陽樹、東森久華、福村理燈世
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6月3日まで、金沢市・香林坊大和、石川県いけ花文化協会・総合花展 (前・後期)
2025年05月25日(日) 華林苑 花日記
なげ入れ調の自由花 … 3 竹のカゴに
ビバーナム、シャクヤク、なでしこ(撫子) … 竹カゴ
ビバーナムは最近でまわる枝ものです。この撫子(なでしこ)は花付きがよい園芸品種でしょう。六角形に編んだ竹カゴは表情が豊かで、このような花材をよく生かしてくれます。花材は自然な姿で生けます。
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2025年05月25日(日) 華林苑 花日記
なげ入れ調の自由花 … 2 水草、水面をみせる
カキツバタ(杜若、燕子花)、松、ナツハゼ … 瓢箪型の水盤に
カキツバタは美しい曲水などに生える水草です。古くから愛でられました。
「水」を感じさせる器に、「水」が主役のような気持ちで生けます。野山の風景を手前の枝で表現しています。
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2025年05月25日(日) 華林苑 花日記
なげ入れ調の自由花 … 1 染付の小花器にシャクヤク
シャクヤク(芍薬)、小菊、ギボシの葉 … 染付の小砂鉢
このような模様の器を染付(そめつけ)とよびます。形は小さな「砂鉢」。和風の花材を生かしてくれます。『なげ入れ』は江戸時代の前期から中期にかけてはやった生け方で、「器」に工夫をこらしました。
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2025年05月14日(水) 華林苑 花日記
美しい 沼 と 花 -- 裏磐梯、五色沼
会津磐梯山 福島県
裏磐梯の五色沼と呼ばれる湖沼群のなかの一つ、弁天沼。雪解けの季節は水が豊富。
ヤナギ。柳ではなく楊と表記された、ネコヤナギの系統のヤナギ。美しい水ぎわのヤナギは天女伝説の舞台となることもあり、喜びの表情にみちています。
足もとにはエンレイソウ。
2025年05月14日(水) 華林苑 花日記
あまがかる ひもろぎのやま あひづなる 樹はことほぎて あめつちはあはれ
天がかる 神籬のやま 会津なる きは言祝ぎて 天地は天晴
… 山の遅い春に 樹心院 華林
--- 会津磐梯山にて 福島県
2025年05月14日(水) 華林苑 花日記
宝の山 の 水と植物
前回のつづき 会津磐梯山 福島県
磐椅(いわはし)神社のイチョウ、新緑の小枝の圧倒的な動き。磐椅(いわはし)は磐梯山の古名。この山をまつっていた古い神社ですが、たいへん錆びれていたのを宮司の方がご苦労されて再興されたもののようです。あたりは水が豊富で美しく、植物の美しさもそのことを教えてくれます。稲苗代湖の近く。
一帯にはシダの類が多い。杉の林床にもシダが多いのは、日本本来の植生の形でしょう。写真は小さいが早い速度で水が走る川の斜面。若いシダと川原の植物。
小さなオドリコソウ。
磐椅神社。ここは桜でも有名。
2025年05月14日(水) 華林苑 花日記
赤松と圧倒的な水、磐梯山と猪苗代湖
会津磐梯山 福島県
猪苗代湖ごしに磐梯山をみる。
この山では、いたるところで美しい赤松を目にします。日本古来の松といわれる赤松は植栽が難しく、古くからこの地に自生したことを示しています。
2025年05月04日(日) 華林苑 花日記
しらゆきけし ― なげ入れ調
自由花、なげ入れ調
露地ものの小花は魅力的です。花器や環境などで、小さい花材を目立たせる工夫をしましょう。
華/華林
2025年05月04日(日) 華林苑 花日記
カゴに小さな花を
自由花、なげ入れ調
古い手つきのカゴに、鉢物などで出回るシラーを生ける。
華/華林
2025年05月04日(日) 華林苑 花日記
たんぽぽ ― なげ入れ調
自由花、なげ入れ調
タンポポ(蒲公英)は江戸時代の花書にも登場します。
華/華林
2025年04月09日(水) 華林苑 花日記
「七鈴の王」に彩流華・剱の華 椿一色
椿・剱の華 と 松・巳型 華林
額「ハニワ、七鈴の王の言霊」華林
3月30日 東京、駒込 古流会館にて
2025年03月25日(火) 華林苑 花日記
華・絵・器 … の作品集が出版されます。バナーをクリックしてみてください。
トップ画面のバナー(項目)をクリックしてみてください。数ページが表示されます。
アジア古来の伝統を解説しながらの作品集になっています。
2025年01月23日(木) 華林苑 花日記
北國花展より 入野月華 「月の花」
軸の書「月の花」入野月華、花も
彩流華・月の華・椿 彩流華・日の華・松(いずれも巳型)
青銅器に
黒水盤の白菊一輪は、水面に映る月影
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