アジア古来の哲学と自然と芸術

彩流華 華林苑

Sairyuka art and old Asian philosophy rooted in nature.

華林苑 伝統文化講座 金沢


華林苑の伝統文化講座は、同苑の国学系の伝承にもとづく研究事業の一環。学術的・科学的な見地を重視する。【陰陽五行】を中心に【言葉】【芸道とまつりごとの系譜】などを解説。その根底にはアジア古来の自然観がある。

 

6月 言葉と〝言霊〟(3)

 言葉の文化は、かつては文化芸道‣生け花と切り離せないものでした。古いヤマト言葉のあり方をみながら、言葉と陰陽五行の関係などを考えます。

日 時:
2021年6月5日(土) 午後2時30分より
2021年6月6日(日) 午前11時より/午後2時30分より

各60~70分ていど
(同じ内容です。いずれかにご出席ください)
※どなたでもご参加いただけます

7月 五行と〝色〟

 アジアの色の哲学は五行とともにあります。その合理的な思考を学びます。

日 時:
2021年7月3日(土) 午後2時30分より
2021年7月4日(日) 午前11時より/午後2時30分より

各60~70分ていど
(同じ内容です。いずれかにご出席ください)
※どなたでもご参加いただけます

 

★ 教室は機械換気をおこなっています。マスクの着用などにご協力を御願いします。★ 以前より教室が狭いので3回に分けて開催します。★ 教室は下足を脱いでスリッパ履きです。スリッパはありますが、ご自分のスリッパをご持参いただいても結構です。(使い捨てスリッパも用意してあります)

[彩流華(風・火・土・金・水の華)、禮華、なげ入れ調] の実技は講義終了後などに可能です。お問い合わせください。

 

場 所


〒920-0852 石川県金沢市大工町9 華林苑教場 電話・FAX:076-262-5785(教室直通)
最寄りバス停は片町/香林坊など。富山、加賀市方面他からも直通バスがあります。周辺にはコインパーキングなど多数。
★向かって右の緑の格子の建物にお入り下さい。

 

講 師


樹心院 華林 = 古流家元十世 廣岡理樹(松盛会、柏葉会など)
アジアと日本の古来の伝統・哲学を研究、その発表活動を独自の生け花「彩流華」ならびに墨絵・書その他の創作活動とあわせておこなう。芸道・文化の冊子「彩流華」などを制作・著作。同時に江戸時代なかば江戸でおこった花道「古流」の正統の家元を受け継ぎ、古流三代家元関本理遊、四代関本理恩(※)以来の多数の蒐集書類、伝書、伝承口伝を継承する。

(※) 関本理恩/関西で長年研究にあたり、江戸に出て古流三代家元関本理遊の養子となる。優秀な国学者でもあり、多数の研究書、和歌等も遺す。和歌の門弟には後の県令(県知事)なども。

 

受講費


1,500円(資料代など含む。会場でお支払ください。または前もって振込で。)

 

申込方法


開催日前日までにこちらのお問い合せフォーム、もしくは下記へ郵送、電話・FAXなどでお申込み下さい。
初めての方はお名前・連絡先を明記願います。またお申込はこちらからもどうぞ。

郵送先: 〒920-0982 石川県金沢市大工町9番地 華林苑(古流家元 花庵)
TEL・FAX:076-265-6531080-9702-4913(留守電の場合はメッセージをお残しください)

 

過去の公開講座


2021年5月8日(土)・9日(日)
言葉と〝言霊〟/陰陽五行講座
 言葉と言霊の2回目。また別に陰陽五行についても学びます。
2021年4月3日(土)・4日(日)
言葉と〝言霊〟
 言葉と発音、そして文字との関係などを考えていきます。それは日本やアジア、また世界の文化の重要な原点のひとつです。また別に陰陽五行についても学びます。
2021年3月6日(土)・7日(日)
陰陽五行講座「陰陽」と宇宙の発生
 陰陽五行の哲学のイロハを宇宙発生の科学的な見地を交えてみます。
2021年2月7日(土)・8日(日)
〝み〟の話
 日本の文化の重要な原点のひとつが言葉、さらにその発音です。「み」という発音のさまざまな言葉をみながら、日本の文化の根源にあるものをさぐります。
2020年12月5日(土)・6日(日)
陰陽五行講座 色と形 (2)
 前月に続き「色と形」の意味、またその組み合わせの意味、などなどを見ていきます。
2020年11月7日(土)・8日(日)
陰陽五行講座 色と形 (1)
「色」と「形」にはさまざまな意味が込められています。その根底には陰陽五行の考え方が隠されている場合が数多く見られます。「色と形」が今回のテーマ。
2020年7月19日(日)
陰陽五行講座〝数〟で成り立つ物質、光、音…宇宙 (2)
 前月にひきつづき〝数〟をテーマにします。陰の数・陽の数、天地の数、十干十二支という形での十進法・十二進法などなど … 伝統の哲学のなかでの〝数〟のあり方、いっぽうで数字・数式が宇宙や物質の真実を解明してきたという現代の科学の足跡など … 、さまざまに〝数〟を考えます。
2020年6月14日(日)
陰陽五行講座〝数〟で成り立つ物質、光、音…宇宙 (1)
 古来、多くの文明では〝数〟へのこだわりがあります。数は時間を区切る手段(=暦など)であり、ものの数量を計る手段でもあり、またそれ以上に不思議な意味づけをされてきました。科学的な側面もみながら〝数〟の不思議な存在感と意味、その芸道への応用などをみてゆきます。今回はその第1回。
2020年5月3日(日)
陰陽五行講座〝数〟で成り立つ 物質、光、音 … 宇宙
(新型コロナウイルス感染症の緊急事態により中止しました)
 古来、多くの文明では〝数〟へのこだわりがあります。数は時間を区切る手段(=暦など)であり、ものの数量を計る手段でもあり、またそれ以上に不思議な意味づけをされてきました。世界どこでもほぼ〝十進法〟に落ち着いたというのも、考えてみればとても不思議な現象です。 また科学的にみれば、「物質」のちがいは原子、分子の組み合わせのちがいであり、原子、分子のちがいは電子、陽子などの〝数〟のちがいでしかないという、ここでも〝数〟がすべてを支配しています。 〝数〟の存在感から「宇宙」を考えてみます。
2020年4月5日(日)
陰陽五行講座 陰と陽 ‐ 宇宙成立時から現在への変遷
 アジア古来の陰陽五行の哲学は、ひとすじなわではゆかないところがあります。古来の陰陽の複雑な伝承と、今日の科学が教える宇宙の成立の歴史 を重ねたとき、おどろくべき真理を想いえがきます。  自然と宇宙への畏敬の念を失って多くの災害を引き起こす現代社会が 健全な人類へと更生してゆくには、それは重要な指針になると思われます。
2020年2月2日(日)
〝子〟の話
今年は子年。「子」はネズミ、それは七福神のなかの大黒天にゆかりの動物で、大黒天は大国主命とも同一視されることがあります。また、「子」は十二支の最初の干支で、ものごとのはじまりの意味も。また方角では北を示し、色では紫。科学的な側面にもふれながら、「子」の文化をさぐっていきます。
2020年1月5日(日)
五行の循環とお正月の意味
アジア古来の木火土金水の哲学(五行)は、循環して進んでいくことにいちばん大きな意味があります。今年の旧暦一月一日は1月25日。一年のいちばん大きな節目の時間をひかえ、一月=お正月 がほんらいどのようか哲学のもとに決められたのかをみてゆきます。
2019年12月1日(日)
「紅白」の意味
「紅白」は吉祥の取り合わせ、幸せをよぶおめでたい形です。「紅白」がなぜ吉祥なのか、また正しい紅白の配置などについて、その基本となる陰陽や天地の哲学、さらには科学的にみたこの2つの色の特性、またそれらにまつわる文化などもみながら学びます。 植物の話その他の話題も織り混ぜます。
2019年11月17日(日)
熊野の話
古来の、もっとも強い信仰の地、と言われるのが熊野の地。紀伊半島の南部に位置し、かつての都、奈良からは吉野を経て遠いとおい山のかなたです。今日では道も整備されて〝陸の孤島〟のイメージは少しやわらいでいますが、それでも豪雨地帯でもあり山道は寸断されがち。そんな熊野の一帯に残る 古い信仰の形と「神」の考え方は今日とは異なる点が少なくありません。今回は 熊野の文化と自然 について。植物の話その他の話題も織り混ぜます。
2019年10月20日(日)
生け花と日本の文化の原点 (2) - 室町時代とその後
前回にひき続き、室町時代の足利将軍家を中心とした文化の諸相と、それにつづく江戸時代の国風化のながれをみながら、日本の伝統文化の不思議な動きをみてゆきます。講義の最後には他のテーマも適宜おりまぜます。
2019年9月1日(日)
生け花と日本の文化の原点 (1) - 室町時代と同朋衆
室町時代の足利将軍家の文化は今日の日本の伝統文化の一つの原点と言われています。近年は新たな発見や研究もあり、その実像や哲学的な背景もさらに明らかになりつつあります。なかでも同朋衆=阿弥衆の不思議な存在感に注意をはらいながら、日本の伝統の深層部における意味をさぐります。
2019年8月4日(日)
「はごろも」の文化
「はごろも」の伝説は日本の各地にあり、三保の松原のそれは世阿弥の能の題材にもなりました。「はごろも」を連想させる古代の木綿(ゆう)の神事や白妙(しろたえ)という言葉、「水」とのかかわりなどを見ながら、「はごろも」伝説の背景をさぐります。植物の話その他の話題も織り混ぜます。
2019年7月21日(日)
「七夕」の話
 七夕(たなばた)の風習についての一般的な意味や、その奥底にひそむアジアの不思議な伝承と考え方について説明します。〝七〟という数字が月と日に重なること、織姫と彦星という陰陽の対と年に一度の出会い、〝星まつり〟であることの源流などを考えます。新暦の七夕は終わっていますが、七夕ほんらいの陰暦七月七日は、今年は8月7日です。
2019年6月16日(日)
「飾る」ということ (2)
 前回にひき続き、「飾る」ことの意味、正しい形を学びます。たとえば、建築や照明の進歩の過程でつい忘れられてしまった古来の正しい「飾り方」を、現代の建物や展示空間に工夫してとり入れることは、日本古来の芸術の再発見にもつながるでしょう。
2019年5月6日(月・祝)
「飾る」ということ (1)
 芸術や伝統文化の大きな要素のひとつは「飾る」ということです。意味のある飾り方、正しい飾り方など、「飾る」ことのほんらいの在り方を、三種の神器 や 古代の祭りごと、床の間の飾り方、武家社会における座敷(一の間)と 二の間 の飾り方の違い、両界曼荼羅との共通点、などなどをみながら、学びます。そしてその根底にある陰陽五行の哲学も学んでゆきます。
数回にわたるシリーズの第一回。
2019年4月7日(日)
旧暦 上巳の節句=桃の節句 に
 この日は旧暦の三月三日、上巳の節句(桃の節句/雛祭り)です。上巳の節句 の意味をまなびながら、桃の花 とその文化などを楽しめればと思います。
2019年3月3日(日)
言葉の文化 その2
 前回は万葉集に登場する「言霊」の思想やその背景、言葉の発音について、などをみてきましたが、さらに古代の言葉の印象的な〝音〟などをさぐりながら、「言」の真髄が「音」であることを学びます。
2019年2月3日(日)
言葉の文化
 これまでもおりにふれ 言葉 をとりあげてきましたが、言葉とそれを構成する 音 などについて考えます。
2019年1月6日(日)
七福神の話 その2
 七福神の話の第2回。福神とされる〝理論的な〟理由や、さまざまな七福神の文化をみてゆきます。 前回に引き続き、七福神にちなんだ華 も実演。
2018年12月16日(日)
七福神の話 その1
 江戸を中心にひろまった七福神信仰。陰陽五行などの観点から七福神をみると、”自然の力”や”色”その他の意外なことがらに結びつくことが分かります。信仰と芸術の接点も感じていただければと思います。それにちなんだ彩流華も実演。
2018年11月4日(日)
陰陽五行講座5 暦と年中行事 (5)/植物の話
 前回に引き続き、節句その他の年中行事などについて考えます。
2018年9月30日(日)
陰陽五行講座5 暦と年中行事 (4)/植物の話
 前回は少し予定を変更して「土の時間」をとりあげ、 土用 や 大つち、小つち など「土」を意味する時間の性質を考えてみましたが、今回からは太陽のうごき、月のうごきの両者によって決められる節句その他の年中行事、お正月の意味などについて考えます。そこでは 数字 が大きな意味を持っています。講義の最後は植物の話。
2018年8月5日(日)
陰陽五行講座5 暦と年中行事 (3)/植物の話
 前回までに学んだ「月の暦」と「太陽の暦」の両方を組み合わせて、アジアのほんらいの暦・旧暦は成り立っています。そして月・太陽の動きを数字に置きかえる方法論に、アジア古来の哲学の核心をかいまみることができます。
2018年7月16日(日)
陰陽五行講座4 暦と年中行事 (2)/植物の話
 前回は暦のなかで「月」の意味や詳細などについてみましたが、今回は太陽のうごきにもとづく部分をみていきます。春夏秋冬の四季、二十四節気、土用の意味などを学びます。講義の最後は植物の話。
2018年6月17日(日)
陰陽五行講座3 暦と年中行事 (1)/植物の話
 アジアの暦は陰陽五行の哲学から生まれました。その暦は明治初頭に破棄されて新暦となり、合理的であった暦と時間との関係の半分が形骸化され無意味なものとなりました。四季の移ろいや年中行事・節句など、伝統文化の風雅な魅力の原点である 時間の哲学=暦(旧暦) について学びます。講義の最後は植物の話。
2018年5月20日(日)
陰陽五行講座2 陰と陽で飾る/植物の話
 床の間の飾り方では、陰と陽の二つのモノを対峙させるのがほんらいの考え方です。絵や軸を二つならべるときの絵がらの陰陽、あるいは〔花〕と[明り]という陰陽など、「陰」と「陽」の関係をみてゆきます。それは床の間以外のさまざまな場面で応用できる重要な法則なのです。講義の最後は植物の話。
2018年4月22日(日)
陰陽五行講座 芸道のなかの陰陽五行/季節の花木
 日本の芸道はアジア古来の陰陽五行の哲学と深くかかわっています。そこには“祭りごと”との共通点が数多く見られます。それが「道」という語で表現される大きな理由でしょう。芸道や床飾りにおけるさまざまな法則を学びながら、四季という時間の移り変わりだけでなく、旧暦の月という単位をさらに重視したアジアの芸道・祭りごとの系譜を解説します。
2018年3月18日(日)
七福神‐大黒天と弁才天の/桜、日本の花
 アジア古来の哲学は、さまざまに姿を変えて日本の文化に登場します。江戸時代には「七福神」という庶民的な信仰の形で一世を風靡し、江戸の街を中心に人々の心をとらえました。七福神、今回はそのなかでも大黒天と弁才天を中心に、そこに込められる陰陽五行の意味、そしてその歴史的な背景も探ってみたいと思います。講義の最後は植物の話。今回は桜がテーマ。
2018年2月25日(日)
陰陽の哲学と科学/植物の話
 今日の科学は“物質と反物質”など日常的な感性とかけ離れた未知の領域にどんどん踏み込んでいます。そしてアジア古来の陰陽の哲学と一致する場面が急速に増えているのです。ニュートンの物理学の時代には迷信と考えられた陰陽の哲学が、科学が「神の領域」に踏み込み始めたと言われることが多い現代では真実味を帯びてきたのはなんとも興味ぶかいところです。今日の新しい科学の見解をみながら、陰陽の哲学と対比させ理解を深めたいと思います。
2018年1月8日(月・祝)
方と円、天地/植物の話
「方」のほんらいの意味は「方向、方角」だったようです。正方形、長方形など「方形」はそこからできた言葉です。方形が「地」を表現し、円形が「天」を表現するという古来の哲学には科学的な合理性と神秘性が共存しています‥‥方と円、天と地につてさまざまな側面から考えます。講義の最後は植物の話。
2017年12月3日(日)
子(ね)、始まりのとき/植物の話
十二支のなかの「子」はものごとの始まりとされます。子にまつわる多くの文化を見ながら、その根底にある自然観・時間の観念などをさぐります。講義の最後は植物の話。
2017年11月5日(日)
月と太陽/植物の話
 月と太陽はさまざまな伝統文化においてもっとも基本的な存在のひとつです。天にあるこの二つの大きな存在についてさまざまな観点から見てゆきながら、その意味や、両者が対になる形などを学びます。講義の最後は植物の話。
2017年10月9日(月・祝)
〝お月見〟と陰陽の哲学/植物の話
 八月十五夜、九月十三夜と2度のお月見が日本では習わしとなっています。八月十五夜は珍しい風習ではありませんが、九月十三夜は世界に類を見ない日本だけの風習です。お月見の根拠となる陰陽の哲学をさぐります。(今年の十五夜は10月4日、十三夜は11月1日)
2017年9月18日(月・祝)
〝数、形〟と陰陽の哲学/植物の話
 奇数(陽数字)と偶数(陰数字)などなど、伝統文化・芸道では数字にまつわる決まりごとがあります。また多くの場合、数字は「形」と連動しています。具体的な例をとりながら、その意味を学びます。
2017年8月6日(土)
言葉と発音・続編/植物の話/植物の話
 日本の芸道では「言葉」が非常に重要な地位を占めています。そのような「道」としての芸能では言葉とその発音に強い言霊的な意味けがなされていると考えられます。今回は前々月に引き続き「言葉と発音」をとり上げます。
2017年7月17日(土)
「物」の話/植物の話
 現代では一般的に「物」は「物質」を意味すると考えられています。しかし古語辞典で物がつく言葉をさがすと、そこには神や霊的な存在を意味するとしか考えられない言葉が少なからず出てきます。今回は「物」について。講義の最後は植物の話。
2017年6月18日(土)
言葉と発音/植物の話
 陰陽五行にもとづく「色」の哲学は驚くほど科学的で、アジアの伝統の底力に驚きます。西洋美術で主流だったマンセルの色の考え方では個人的な主観が勝っており対照的と言えます。実用的な側面に重点をおいて“色”を学びます。
2017年5月7日(土)
「色」の使い方/植物の話
 陰陽五行にもとづく「色」の哲学は驚くほど科学的で、アジアの伝統の底力に驚きます。西洋美術で主流だったマンセルの色の考え方では個人的な主観が勝っており対照的と言えます。実用的な側面に重点をおいて“色”を学びます。
2017年4月1日(土)・2日(日)
科学と伝統文化/植物の話
 アインシュタイン以来、科学が新たな展開をみせるなかで、ニュートンの古典的な物理学のもとでは迷信と感じられた伝統文化がにわかに科学との符合を見せはじめています。江戸の国学者の蔵書もみながらその奥の深い世界を垣間見ます。
2017年3月4日(土)・5日(日)
西王母とイザナミ、桃の文化
 西王母は古代中国で圧倒的な信仰の対象となった神様です。また日本神話のイザナミの神様の原像とされることもあります。西王母をさまざまな側面から考えながら、西王母に欠くことのできない「桃」の文化についても考えます。
2017年1月9日(日)
伝統文化の基礎・陰陽五行 (3)/神木となる照葉(てりは)たち
 陰陽五行の基礎の第3回。今回は「鬼門」や「お正月」の根拠となった、一年12ヶ月に五行=木・火・土・金・水をあてはめる不思議な方法論について。陰陽博士などの専門的な人々にとってはこの哲学がもっとも重要なものとされました。講義の最後は植物の話。
2016年12月4日(日)
伝統文化の基礎「陰陽五行」(2)/植物の話 松と文学
 陰陽五行の基礎の第2回。今回は五行の“相生”を中心に。新たな観点もくわえながら学んでいきたいと思います。講義の最後は植物の話、今回は「松と文学」。
2016年11月20日(日)
伝統文化の基礎「陰陽五行」(1)/植物の話
 陰陽五行については何度もふれてきましたが、非常に大事なものなので、もう一度原点にもどって、新たな観点もくわえながら学んでいきたいと思います。今回はその第一回。 講義の最後は植物の話。
2016年9月25日(日)
「一の間」と「二の間」の荘厳/植物の話
 江戸時代のものと思われる荘厳(床飾り)の書には「一の間(座敷)」と「二の間」の荘厳を示した頁があります。よくみると両者には性格の違いといったものが認められます。古代以来の曼荼羅の荘厳や奈良と京都で違う陰陽や阿吽(あうん)の配置の違いにみられる哲学が、江戸の武家文化において正統に受け継がれていたと考えることができます。その具体的な内容を解説します。
2016年7月31日(日)
「陰陽」の意味 その2/植物の話〝陰陽〟と植物
 「陰」と「陽」は宇宙の根源的な二つの力を意味します。そのため、私たち人間の現実的な感覚のなかでは、この二つはさまざまな力や方向性(ベクトル)の対比としてとらえられます。そんな「陰」と「陽」の具体的な対比の数々をみながら、いっぽうで原子、電子レベルや宇宙レベルの科学的な事実との符合も確認して、陰陽の哲学への理解を深めます。講義の最後は植物の話。さまざまな「陰陽」の力と植物の関係をみます。
2016年6月19日(日)
「陰陽」の意味/植物の話 植物の陰陽
 「陰」と「陽」はアジア古来の哲学の基本です。科学が発展して、雌雄・電子と陽子・物質と反物質 などなど、多くのことがらにおいて陰陽の対がみられ、それらに意味や動機が認められることが知られてきました。このことを念頭にアジアと日本の神話をみると、そこに登場する陰陽(日月、男女など)の記述に深い意味がこめられていることも分かります。講義の最後は植物の話。植物におけるさまざまな「陰陽」のあり方をみます。
2016年5月22日(日)
裏側からみた芸道の歴史 その2/植物の話
 前回は茶道が中世から近世へと武家を中心として日本の政治とのつながりが如何に大きかったかをみました。その流れのなかで茶道は明治以降、財界との結びつきを強くして、応仁の乱以降荒廃していた京都で日本文化が醸成するのに大きな力があったと言われています。今回は、神道・仏道など宗教とおなじく「道」と呼ばれる日本の芸道について、宗教との類似点などをみながら歴史的な側面について考えます。 講義の最後は植物の話。
2016年4月3日(日)
裏側からみた芸道の歴史/植物の話
 芸道の歴史には、表面的にみたその分野のできごとのつながりをとらえる視点と、裏側にひそむ意味からひもとくとらえ方とがあります。通常は前者に重点をおいて歴史が語られる場合が多いのですが、興味ぶかいのはむしろ後者のほうかもしれません。そこでは、芸道のみならず宗教なども同じ視点でとらえることができ、それらが文化全般に大きな影響をあたえていることを知ることができます。講義の最後は植物の話。
2016年3月6日(日)
「節句」の話/植物の話 -梅、桃、桜-
 桃の節句・ひな祭り=三月三日、端午の節句=五月五日 など、年中行事のなかでも風雅な趣きが強い「節句」はさまざまにそのいわれや歴史が語られます。人日、上巳(ひな祭り)、端午、七夕、重陽の五つの節句について、さまざまな説や歴史をみながらほんらいの意味を考えます。講義の最後は植物の話。今回は 梅、桃、桜 の、春を代表する三つの花木について。
2016年1月11日(月・祝)
伝統文化の“決まりごと” (4)「色」のいろいろ/植物の話
 「陰陽」は「木火土金水」の五行へと変化してさまざまな働きをみせますが、この五行はダルマや七福神、あるいは色の組みあわせなどの親しみやすいものとして表現され、伝統文化に散りばめられています。今回はその組みあわせの意味やあり方について、数々の例をとって考えます。講義の最後は植物の話。
2015年12月6日(日)
伝統文化の“決まりごと” (3) 木火土金水・五行の組みあわせ/植物の話
 紅白、金銀、白黒など、あるいは「赤ちゃん」「青二才」など、「色」に決まりや意味がある場合があります。今回はそれらの根拠・理由をみながら、その他の色についても考え、文化の理解や創作活動のヒントにしてゆきます。またその科学的な側面にも思いをはせてみます。
2015年11月8日(日)
伝統文化の“決まりごと” (2)「陰陽」を対に/植物の話
 前回は風神雷神、青龍白虎という対照的な二者を対にする伝統とその意味について解説しました。これも一種の「陰陽」の組み合わせと考えますが、今回はより基本的な「陰陽」の対比、つまり「水と火(月と日)」の組み合わせについて説明します。そして「天地」というもう一つの重要な組み合わせについても。講義の最後は植物の話。
2015年10月4日(日)
伝統文化の “決まりごと” (1) 風神雷神図 ほか/植物の話
 伝統文化の“決まりごと”1 風神雷神図 ほか/植物の話西洋の古典絵画には登場人物などについての常識的な知識や約束事があり、知っている、いないで観賞に大きな差ができます。日本の江戸時代までの文化ではさらにいちじるしく、しかも明治以降急激に忘れられています。そんな決まりごとのうらにはアジア古来の深い哲学がひそんでいます。今回は京都で特別展観も行われる風神雷神図などをテーマに。講義の最後は植物の話。
2015年9月6日(日)
白山信仰 (2)/植物の話‥アスナロ
 前回は白山の祭神の歴史的な経緯や地主神(産土神)との区別などをみていきましたが、今回は主祭神(白山神=菊理媛神)の神格(性質、御はたらき)をみていきます。白山神は陰陽五行の観点からは「金」、そのなかでも最高位の神格と考えられ、宇宙の根源的な力として崇められてきました。さまざまな観点からそのことを考えてみます。講義の最後は植物の話、今回はアスナロについて。
2015年8月2日(日)
白山信仰 (1)/植物の話
 たんに北陸の人々だけでなく、たとえば多くの戦国大名など、古代から意外な人々にも篤く信仰された白山の神について、数回のシリーズで解説します。第一回の今回は、なぜか一定しない白山の祭神についての説明や公式見解について、その背景にある歴史的位相にもふれながら、ほんらいの姿をみてゆきます。講義の最後は植物の話。
2015年6月20日(土)
床飾り と 陰陽五行 - 華・絵・器の世界 - (3)/植物の話
 過去2回は「床」の精神的な系統をさぐり、そこに一貫する意味と「宗教」から「芸道」へという変遷の流れをみましたが、今回は桃山時代から江戸時代へと成熟した床飾りについて、その根底にある陰陽五行の哲学と照合しながら、本来のあり方、正しい形をみてゆきます。講義の最後は植物の話。
2015年5月17日(日)
床飾り と 陰陽五行 - 華・絵・器の世界 - (2)/植物の話
 「前回は古代の践祚大嘗祭や山岳修験などにおける「大床子」や「長床」「神床」などの「床」について解説し、「床の間」の本来の呼び名である「床」の系譜を明らかにしてゆきましたが、今回は、その古代の神まつりにおける「床」のありようが、中世から近世にかけて定着した「床の間」では論理的な配置=荘厳へと発展してゆく様子をみてゆきます。ここではアジア、とくに日本で顕著な「道」の考え方を見出すことができ、《神まつり=信仰》が《芸道=文化》へと本質を同じくしながら変貌していったことを説明します。講義の最後は植物の話。
2015年3月8日(日)
色と光の話/植物の話
 「色」と「光」について、伝統文化のなかでさまざまに付与されている意味と、科学や実用的な側面の、両面から考えてみます。そのうえで伝統文化のさらに深い意味と、科学や実用性のなかで応用・再認識できそうなことについても思いをはせてみます。講義の最後は植物の話。(内容未定)
2015年2月22日(日)
「数」の話/植物の話
 アジアの伝統の文化では形や色についてそれに込められた意味が説かれますが、数字にも重い意味があるとされます。陽数字(奇数)が重なる日が節句とされ、必ずしも満月でなくとも十五夜(陰暦十五日の夜、とくに八月をさす)を重視するなど、古い時代の文化の変遷のなかでも数字が他の要素に対して重視される傾向があります。今回はそんなアジアの「数」の文化について考えてみます。講義の最後は植物の話。(内容未定)
2014年12月7日(日)
陰と陽 どちらが先?(右旋と左旋の哲学)/植物の話
 アジア古来の哲学では、陰陽の起源と〝旋回〟についての考え方がみられます。今日に定説となった宇宙のあり方やミクロの世界の科学的な事実がこのアジア古来の哲学と一致する点が多くなっているのは興味ぶかいことと言えます。神話の一節なども例にとりながら、この哲学について説明します。講義の最後は植物の話。
2014年11月16日(日)
「天地人」と「陰陽」の哲学/植物の話
 江戸時代の文化では「天地人」という言葉がみられることが多々あります。この言葉をさまざまな局面から考えながら、長いアジアの歴史のなかでさらによくみられる「陰陽」の哲学について、両者の関係にも言及しながら解説します。講義の最後は植物の話。
2014年10月5日(日)
「武家文化」の意味/椿と松の「出生」
 たとえば城下町 金沢や大聖寺など、旧加賀藩の地は伝統的な情緒がある地として好まれます。江戸時代までは各藩がそれぞれの城下町を中心に国づくりをし、城下町の文化はたんに加賀藩だけでなく日本全国にありました。金沢や萩などが城下町として目立つのは、江戸時代になかでも高い文化を誇ったか、あるいは当時の町の構成が比較的よく残されていることによります。城下町の中心となった大名たちの価値観や美意識は「武家文化」と呼ばれますが、その意味するところや本質について考えます。講義の最後は植物の「出生(しゅっしょう)」の話、今回は椿と松をとりあげます。
2014年9月7日(日)
八月 十五夜と九月 十三夜/蓮と向日葵の「出生」
 今日でもアジアで広く尊ばれる(旧暦)八月十五夜の仲秋の名月と、日本にしかみられないとされる九月十三夜のお月見の風習。それらの根拠となるアジア古来の陰陽五行の哲学について、月、太陽、地球の位置関係などの科学的な側面をまじえながら解説します。過去の講座でもとりあげたテーマが重複しますが、おさらいを兼ね、また新たな視点でみたいと思います。講義の最後は植物の話です。今回からはしばらくのあいだ「出生(しゅっしょう)」という考え方をとりあげ、植物の個性についていけばなの立場を交えながら考えます。
2014年8月3日(日)
蒙古・中国とインド、日本の文化の二つの源流/他
 アジアの多くの文化は最終地点として極東の島国・日本にたどりつき、その日本で醸成されて極度に高度なものへと昇華しました。このような外来の文化の流れを受け手の日本の側からみたとき、同じアジアの文化としての共通性を感じさせながらもどこか相容れない二つの異なる文化の系統があることを知ることができます。「左」「右」などの言葉ともかかわるこのような文化の流れについて考えてみます。講義の最後は植物の話(内容未定)です。
2014年7月6日(日)
「言葉」の話/七夕〜たなばた
 日本とアジアには言霊の思想があり、言葉がその音(よみ)とともに非常に大切にされてきました。今回は芸道とも密接なつながりをもつ「言葉」がテーマ。講義の最後は七夕(たなばた)の話です。
2014年6月1日(日)
科学と伝統文化/祝儀の花、禁忌の花
 長年のあいだ、伝統文化は科学と相反するものという印象を持たれてきました。しかし、第二次大戦以降の観測技術などの急速な発展は多くの新たな事実をつきつけ、それまでの科学には大きな間違いが少なからずあることを示しました。同時に、伝統文化の一見奇想天外にもみえる哲学がにわかに真実味をおびてきているのです。今回は伝統文化、とくに陰陽五行と最近の科学の一致点をさぐることで伝統文化の理解を深めたいと思います。講義の最後は花の文化の話。祝いごとやおめでたい花、生けることを忌み嫌った花について。
2014年3月30日(日)
杜若(かきつばた)の和歌と生け花/「八角形」の文化
 古歌(古い時代の和歌)は言霊の思想とあいまって日本の芸道文化のなかでとても重要な存在となっています。今回は清流に生える雅やかな水草・かきつばた をとりあげ、日本の野生の花ならではの深い魅力が古歌と芸道の歴史に残した足跡をみながら芸道文化と生け花のほんらいの姿を考えていきます。後半は日本の伝統の深層に登場することが多い「八角形」の意味について考えます。
2014年2月23日(日)
陰陽五行の話 - 五行の循環/和歌と生け花 -「桜」
 アジアの古い哲学「陰陽五行」は伝統文化の根底にあって強い意味を持っています。しかし今日ではそのほんとうの内容は忘れさられていると言っていいでしょう。今回は五行つまり「木火土金水」が循環してゆくという思想を中心に、その一面にふれてゆきます。講義の最後には、前回から和歌と生け花・芸道文化とのつながりに目を向けながら花木についてお話していますが、今回のテーマは「桜」です。
2014年1月19日(日)
照葉(てりは)森と鹿嶋(かしま)の神/植物の話
 講師の事情によりしばらくお休みしておりました講座を開催いたします。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。今回は「彩流華」最新号27号(年末発行)をテキストとして、照葉の森と鹿嶋神信仰などをみながら、日本の文化の歴史と自然の関係を考えていきます。それはそのまま生け花などの芸道の根本ということができます。講義の最後は植物の話をします。
2013年6月16日(日)
暦や伝統文化の原点の「五行」/植物の話
 私たちの生活のなかで欠かせないものになっている文化や伝統、年中行事のなかには、その理由や由来がはっきりしないものが少なからずあります。その理由には、五行の哲学が忘れられたことが大きくあります。明治初頭に新暦に変わりほんらいの時間の意味からずれてしまったことも大きな影響をあたえています。陰陽五行の哲学について、暦や伝統文化とのかかわりもみながら、説明してゆきます。講義の最後は植物の話をします。
2013年5月19日(日)
陰陽から五行の展開へ/植物の話
 アジア古来の陰陽五行の哲学は、「陰陽」から「木火土金水」のいわゆる五行の考え方へと展開します。古い時代から江戸・明治初頭までの文化はこの五行の哲学にもとづいていることが多く、とくに高度な文化においては切り離せないものといってよいでしょう。奇想天外にもみえるこの哲学はときに驚くほど科学的な側面をみせるなどたいへん魅力的なもので、今回はその比較的一般的な部分を説明します。講義の最後は植物の話をします。
2013年4月7日(日)
「月(太陰)と日(太陽)、陰陽の哲学の主役」
 月と日は、古来 美術や信仰その他さまざまな文化のもっとも大きなテーマの一つです。天にある 月と日 は 陰と陽 の代表格であり、暦をつくるためにもいちばん重要な二つの要素となりました。今日でも毎月の朔日(一日)や十五日に榊をそなえたりするのも、この月と日の運行を非常に重要なことと考えた名残です。月と太陽の関係をみながら、陰陽の哲学の考え方にふれてゆきます。講義の最後は植物の話をします。
2013年3月3日(日)
上巳の節句、桃の伝承など/植物の話
 三月三日は上巳の節句、いわゆる雛(ひな)祭りです。民間のさまざまな風習や伝承がからんで生まれたこの節句の性格や、さらに根源的なアジア古来の思想に由来する部分などをみてゆきます。桃は中国でも若い娘を象徴する歴史が見られるのと同時に、古代中国で圧倒的な存在感をみせる女神・西王母とのかかわりも注目されます。今年の旧暦の三月三日は4月12日。講義の最後は植物の話です。

 


トップページ前のページへ戻る© 2011 華林苑 - 当サイト内の文章・画像等の無断転載はご遠慮ください