華林苑 花日記
2025年05月28日(水) 華林苑 花日記はにわ・七鈴の王と金神/ミロク面 … 速報版・金沢市香林坊大和での花展
アジアではミロク神=金神は天から降り、同時に地からも昇るという伝承がある。近年注目される前方後円墳のハニワは武家文化の原像といわれ、その王は鈴の音とともに言霊を発して祈る。そして金神とともにあらわれるのは「水の女神」。
絵のハニワは福島県いわき市の前方後円墳から出土した『天冠をつけた男子』をイメージ、同ハニワは冠に七つの鈴をつける。武人をはじめとした様々なハニワが取りまく。
「七」は当時から聖数だったのだろう。
華右/ 彩流華 剱(金)の華 椿一色 陶花器
華左/ 彩流華 巳型水の華 椿一色 陶花器
花両脇/ いぶき 鉄鋳物四管
絵/「はにわ・七鈴の王」 … 華 林(廣岡理樹)
右上/金神(ミロク)面‐陶器 / 華林 (〃)
左下/金神(ミロク)面‐青銅銀被 / 華林(〃)
… 上の陶面を3Dスキャン、やや拡大した鋳物(高岡銅器)
インスタレーション:鈴/北斗七星
木片/前方後円墳
制作/華林=廣岡理樹 制作参加/荒清照華、上出鏡華、田川陽樹、東森久華、福村理燈世
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6月3日まで、金沢市・香林坊大和、石川県いけ花文化協会・総合花展 (前・後期)
2025年05月25日(日) 華林苑 花日記
なげ入れ調の自由花 … 3 竹のカゴに
ビバーナム、シャクヤク、なでしこ(撫子) … 竹カゴ
ビバーナムは最近でまわる枝ものです。この撫子(なでしこ)は花付きがよい園芸品種でしょう。六角形に編んだ竹カゴは表情が豊かで、このような花材をよく生かしてくれます。花材は自然な姿で生けます。
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2025年05月25日(日) 華林苑 花日記
なげ入れ調の自由花 … 2 水草、水面をみせる
カキツバタ(杜若、燕子花)、松、ナツハゼ … 瓢箪型の水盤に
カキツバタは美しい曲水などに生える水草です。古くから愛でられました。
「水」を感じさせる器に、「水」が主役のような気持ちで生けます。野山の風景を手前の枝で表現しています。
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2025年05月25日(日) 華林苑 花日記
なげ入れ調の自由花 … 1 染付の小花器にシャクヤク
シャクヤク(芍薬)、小菊、ギボシの葉 … 染付の小砂鉢
このような模様の器を染付(そめつけ)とよびます。形は小さな「砂鉢」。和風の花材を生かしてくれます。『なげ入れ』は江戸時代の前期から中期にかけてはやった生け方で、「器」に工夫をこらしました。
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2025年05月14日(水) 華林苑 花日記
美しい 沼 と 花 -- 裏磐梯、五色沼
会津磐梯山 福島県
裏磐梯の五色沼と呼ばれる湖沼群のなかの一つ、弁天沼。雪解けの季節は水が豊富。
ヤナギ。柳ではなく楊と表記された、ネコヤナギの系統のヤナギ。美しい水ぎわのヤナギは天女伝説の舞台となることもあり、喜びの表情にみちています。
足もとにはエンレイソウ。
2025年05月14日(水) 華林苑 花日記
あまがかる ひもろぎのやま あひづなる 樹はことほぎて あめつちはあはれ
天がかる 神籬のやま 会津なる きは言祝ぎて 天地は天晴
… 山の遅い春に 樹心院 華林
--- 会津磐梯山にて 福島県
2025年05月14日(水) 華林苑 花日記
宝の山 の 水と植物
前回のつづき 会津磐梯山 福島県
磐椅(いわはし)神社のイチョウ、新緑の小枝の圧倒的な動き。磐椅(いわはし)は磐梯山の古名。この山をまつっていた古い神社ですが、たいへん錆びれていたのを宮司の方がご苦労されて再興されたもののようです。あたりは水が豊富で美しく、植物の美しさもそのことを教えてくれます。稲苗代湖の近く。
一帯にはシダの類が多い。杉の林床にもシダが多いのは、日本本来の植生の形でしょう。写真は小さいが早い速度で水が走る川の斜面。若いシダと川原の植物。
小さなオドリコソウ。
磐椅神社。ここは桜でも有名。
2025年05月14日(水) 華林苑 花日記
赤松と圧倒的な水、磐梯山と猪苗代湖
会津磐梯山 福島県
猪苗代湖ごしに磐梯山をみる。
この山では、いたるところで美しい赤松を目にします。日本古来の松といわれる赤松は植栽が難しく、古くからこの地に自生したことを示しています。
2025年05月04日(日) 華林苑 花日記
しらゆきけし ― なげ入れ調
自由花、なげ入れ調
露地ものの小花は魅力的です。花器や環境などで、小さい花材を目立たせる工夫をしましょう。
華/華林
2025年05月04日(日) 華林苑 花日記
カゴに小さな花を
自由花、なげ入れ調
古い手つきのカゴに、鉢物などで出回るシラーを生ける。
華/華林
2025年05月04日(日) 華林苑 花日記
たんぽぽ ― なげ入れ調
自由花、なげ入れ調
タンポポ(蒲公英)は江戸時代の花書にも登場します。
華/華林
2025年05月01日(木) 古流の花だより
2025 石川県古流会 50周年記念 いけばな展“床の間の花”その伝統と未来が4月26、27日に金沢文化ホールにて開催されました。
ギャラリーには大作4席”床の間の花”その伝統と未来が、茶室には”花衣桁”『花道三柱御神號』のお飾り、多目的ホールには四代家元関本理恩「寶塔の図」と「肖像」に生ける、四代家元関本理恩「古流の和歌」に生けるが企画されました。
また、江戸期からの伝承物を中心に、古書、軸、花器類などが数多く展示されました。
大作
家元先生(上出鏡華、土橋白華、東森久華)
山崎理惠(新谷理紫、中川紫栄、川島美穂、向出文穂)
その他中作、小作、BOX作に出瓶された方々です。順不同です。
森川理青・奥村千洋、中保理希、上田理碧
高理葉、田中理紅、成瀬理博
岡本理敏、田中理和、西川悦穂
河崎理鳳、能木場理紀、干場成樹
福村理燈世、東真華、入野月華、越野順穂
高佳碧、松岡尚碧、嶋田久碧、南千碧
2025年05月01日(木) 古流の花だより
3月15日、16日に2025カルチャー祭りが高岡文化ホールにて開催されました。
出瓶された北山社中の方々です。順不同です。
北山理光、門島理紀、河原理佳
加藤樹恵、中山諒穂
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